【読了】『そんな紅茶で満足ですか ―スリランカの本物の味と香りを楽しむ秘訣』

目次

1章 イギリスでの忘れられない出会い
2章 本場スリランカでの飲み方
3章 産地が違うと、味も香りもこんなに違う
4章 紅茶の一生を知らずに、おいしい紅茶は飲めない
5章 紅茶が日本にやってくるまで
6章 紅茶の父を偲ぶ
7章 日本に帰って、さてこれから…

雑感

二十歳のときにイギリスの田舎町で飲んだミルクティの味から著者の紅茶人生は始まった。日本紅茶研究の第一人者である磯淵猛氏に師事。ついに勤めていた新聞社を辞めて女性一人でスリランカ(セイロン)に渡り紅茶修行を敢行する。本書はそんなバイタリティー溢れる著者の奮闘記、かつ美味しいセイロンティーを飲むための超実用的な本。
私のような、中国種かアッサム種くらいしか知らないクセにティーパックのdustは粗悪品だと決めつけていた"自称紅茶好き"やイギリス貴族的な華麗なティーセッティングやマナーが好きな所謂"紅茶の文化好き"には耳が痛いタイトル。
さっそく影響されてディンブラでアイスティーを作ったり、やたらと甘いミルクティでスリランカの家庭の味を思い描いたり…