【美の巨人たち 感想】 ラファエロ「大公の聖母」
今週の芸術家
・作者 ラファエロ・サンツォ(1483-1520)
・国籍 イタリア
・職種 画家・建築家
1483 | イタリアのウルビーノに生まれる |
1491 | 母マージア死去 |
1494 | 父ジョヴァンニ死去、父方の伯父に引き取られる |
1498 | ペルジーノの工房に入門する |
1501 | サン・タゴスティーノ教会祭壇画を制作 |
1504 | フィレンチェに移住 |
1508 | バチカン宮殿の専属画家となる |
1514 | サン・ピエトロ大聖堂の主任建築家に任命される |
1517 | ローマ古物監督責任者に推薦される |
1520 | 高熱により37歳という若さで死亡。 |
今週の作品
・作品 大公の聖母(1505-1506)
・場所 国立西洋美術館 ラファエロ展
・材質 油絵
幼子イエスの手は、母の胸と肩に置かれ、聖母マリアはその温もりを感じているかのような優しい母の顔をしています。聖母子の姿と、家庭的な情愛に満ちた母と子の姿、ラファエロは見事にこの二つを両立させています。まさに、人間再生ルネサンスの申し子ラファエロの代表作と言えるでしょう。