【美の巨人たち 感想】 伊藤若冲 「鳥獣花木図屏風」
今週の芸術家
・作者 伊藤若冲(1716-1800)
・国籍 日本
・職種 画家
1716 | 京都の青物問屋「枡屋」の長男として誕生。 |
1739 | 父の死去に伴い、4代目枡屋源左衛門を襲名。 |
1755 | 家督を弟・白歳に譲る。 |
1758 | 動植綵絵 |
1764 | 金刀比羅宮奥書院襖絵。 |
1765 | 「動植綵絵」24幅「釈迦三尊図」3幅を相国寺に寄進する。 |
1800 | 死去。 |
今週の作品
・作品 鳥獣花木図屏風
・場所 ジョー・プライス コレクション
・縦横 縦167cm、横376cm
・材質 六曲一双の屏風絵
……1.2cm四方の升目を用いて、生き物たちの世界を強烈な原色で描いています。
右隻の屏風は、動物の世界。白象やヒョウなど、ほとんどが当時の日本には存在していない、あるいは空想上の霊獣たちです。
左隻は鳥たちの世界。ツグミやライチョウといった身近な家禽類や南国の鳥が、また真ん中でひと際鮮やかに描かれているのは空想上の生き物、鳳凰です。……