花の曼荼羅/伊藤若冲 「百花図」

2012年11月24日 放送

今週の芸術家


・作者 伊藤若冲(1716-1800)
・国籍 日本
・職種 画家


  • 18世紀の京都、円山応挙池大雅与謝蕪村長沢芦雪と腕を競い合っていた。
  • 錦小路の大きな青物問屋の四代目として生まれる。
  • 家督を弟に譲るまで大店の主だった。
  • 敬虔な仏教徒だった。
  • 30歳の頃より狩野派に学び、その後中国絵画の模写を千枚も描いたと言われる。
  • 大作『動植綵絵(ドウショクサイエ)』を描くかたわら、『百花図』に取り掛かった。
今週の作品


・作品 百花図(1764年)
・場所 金刀比羅宮


  • 普段は非公開の金刀比羅宮・奥書院にある。
  • 六畳の部屋の四面全てが、200を超える花の絵で埋め尽くされている。
  • 花一つ一つを実に繊細、緻密に描いている
  • 金砂子は後付、元々は白地だった。
  • 春20、夏42、秋11、冬1種類。伝統的な屏風画は季節順に並べられるのだが…
  • 依頼者は十代別当職「宥存」、奥書院を邸宅としていた。
  • 枯れていたり、虫食いがある。若冲独特の表現方法。
  • ハイビスカス(仏桑花)まで
今週のショートストーリー
  • 茶店の息子と小坊主の回想

放送500回記念アルバム「美の巨人たち」音楽集