2012-11-25 花の曼荼羅/伊藤若冲 「百花図」 美の巨人たち 2012年11月24日 放送 今週の芸術家 ・作者 伊藤若冲(1716-1800) ・国籍 日本 ・職種 画家 18世紀の京都、円山応挙、池大雅、与謝蕪村、長沢芦雪と腕を競い合っていた。 錦小路の大きな青物問屋の四代目として生まれる。 家督を弟に譲るまで大店の主だった。 敬虔な仏教徒だった。 30歳の頃より狩野派に学び、その後中国絵画の模写を千枚も描いたと言われる。 大作『動植綵絵(ドウショクサイエ)』を描くかたわら、『百花図』に取り掛かった。 今週の作品 ・作品 百花図(1764年) ・場所 金刀比羅宮 普段は非公開の金刀比羅宮・奥書院にある。 六畳の部屋の四面全てが、200を超える花の絵で埋め尽くされている。 花一つ一つを実に繊細、緻密に描いている 金砂子は後付、元々は白地だった。 春20、夏42、秋11、冬1種類。伝統的な屏風画は季節順に並べられるのだが… 依頼者は十代別当職「宥存」、奥書院を邸宅としていた。 枯れていたり、虫食いがある。若冲独特の表現方法。 ハイビスカス(仏桑花)まで 今週のショートストーリー 茶店の息子と小坊主の回想