蝋燭のフォルム / エル・グレコ『無原罪の御宿り』
2012年7月14日 放送
今週の芸術家
・作者 エル・グレコ(1541-1614)
・国籍 ギリシャ
・職種 画家
- 本名「ドメニコス・テオトコプーロス」
- 1541年にギリシャのクレタ島に生まれる。
- エル・グレコとは「ギリシャ人」という意味の通り名
- 20代の頃にヴェネチアへ渡る。
- 当時の最高峰画家ティツィアーノを師事。
- ヴェネチア派絵画の特徴である鮮やかな色使いを習得する。
- ミケランジェロの最後の審判 腰布を書け
- スペイン王宮に接近するも王の不興を買い、宮廷画家への道は閉ざされる。
- その後、スペイン教会組織の本拠地であり、宗教画を描くための芸術家が庇護された土地・トレドに移住する。
- 1600年頃、バロック絵画の時代の到来を境にグレコの絵は時代遅れに。
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今週の作品
・作品 無原罪の御宿り(1613)
・場所 サンタ・クルス美術館
- 横1.8m、3.5m
- 72歳の時、絶筆
- 礼拝堂に飾る祭壇画
- 聖母マリアと彼女を取り囲む楽器を持った天使たちの姿が描かれている。
- 人物は長く引き延ばされ、およそ10頭身
- 写実を超えた表現
無原罪の御宿り
聖母マリアが、神の恵みの特別なはからいによって、原罪の汚れととがを存在のはじめから一切受けていなかったとする、カトリック教会における教義[2]。無原罪懐胎(むげんざいかいたい)とも。1854年に正式に信仰箇条として宣言決定された。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E5%8E%9F%E7%BD%AA%E3%81%AE%E5%BE%A1%E5%AE%BF%E3%82%8A