【美の巨人たち 感想】 修円「室生寺五重塔」
今週の芸術家
・作者 室生禅師 修円(771-835)
・国籍 日本
・職種 僧侶
771 | 0歳 | 大和国(現奈良県)北谷に生まれる。 |
802 | 32歳 | 最澄の高雄天台会に参加。 |
810 | 40歳 | 律師となる。 |
813 | 43歳 | 興福寺第三代別当となり伝法院を建立します。 |
827 | 57歳 | 少僧都となる。 |
834 | 74歳 | 比叡山延暦寺を退出、弟子の堅慧を伴って室生山寺に移り住む。 |
835 | 75歳 | 死去 |
今週の作品
・作品 室生寺五重塔(770-781)
・場所 室生寺
・高さ 約16.1m
・材質 木造
檜皮特有の、まるで羽のような緩やかな曲線。
ぽってりとした厚みが持つ、柔らかさと優しさ。
職人たちの手のぬくもり。
大きく広がる反りは、大空に広がる翼を思わせます。
この檜皮の屋根もまた、小さな塔を大きく見せる演出だったのです。