2012-09-23 筆意を加ふる/歌川広重 「月に雁」 美の巨人たち 2012年9月22日 放送 今週の芸術家 ・作者 歌川広重(1797-1858) ・国籍 日本 ・職種 浮世絵師 二大浮世絵師、葛飾北斎と歌川広重 北斎は線の画家、広重は面の画家 広重は日本の風景を描き続けた、特に月を 出世作『東海道五十三次』 晩年『名所江戸百景』 写真をなして是に筆意を加ふる=ただの写生ではなく筆者の意思を加える 今週の作品 ・作品 月に雁 ・場所 太田記念美術館 縦39cm、横13cm 短冊型の多色刷り木版画 添えられた句「こんな夜が またもあろうか 月に雁」 画面下には馬と鹿の印がある、馬鹿?ではなく福と寿 当時、雁は仏の使いと信じられていた。(彼岸のころに行き来したため) 月の部分は着色なし、和紙そのものの色を使っている。 今週のショートストーリー アメリカ人留学生とオンライン浮世絵販売店