『ラス・メニーナス』の続編? / ディエゴ・ベラスケス「アラクネの寓話」
2012年7月7日 放送
今週の芸術家
・作者 ディエゴ・ベラスケス(1599-1660)
・国籍 スペイン
・職種 画家
今週の作品
- 127×107cm
- 『ラス・メニーナス』の続編?
- 死の3年前の作品
- 350年もの間何が描かれているのか誰にもわからなかった
- 元々タイトルが無かったため、絵の様子から長らく『織り女たち』と呼ばれていた
- 3人の画家の存在が隠されている(ティツィアーノ、ルーベンス、ミケランジェロ)
- タペストリーは、ティツィアーノ「エウロパの略奪」
- 『ラス・メニーナス』の背景の壁の絵は、ルーベンスの「パラスとアラクネ」
- 手前二人の女性の構図はミケランジェロから
- 『ラス・メニーナス』が宮廷画家ベラスケスの作品ならば、「アラクネの寓話」は芸術家ベラスケスの作品ではないか。
※『アラクネの寓話』
ギリシャ神話。アラクネという織物の名手が、戦争と芸術と工芸を司る女神パラスに機織り競争を挑んだものの、織り上げた絵柄がパラスの怒りを買い、クモに姿を変えられてしまったというもの。