雅への誘い / 尾形光琳「松島図屏風」

2012年5月19日 放送

今週の芸術家


・作者 尾形光琳(1658-1716)
・国籍 日本
・職種 画家

  • 京都の大店呉服商に生まれる
  • 放蕩三昧で破産
  • 30歳過ぎてから、絵画の道へ
  • 狩野派を学ぶ
  • 独学の道へ、俵屋宗達を好んで模写する
  • 絵師を志して10年で法橋(ほっきょう)を得る
  • 京都西本願寺からの依頼を受け、「燕子花図屏風」を制作
  • 10年ほど後に「松島図屏風」を制作
今週の作品


・作品 松島図屏風
・場所 ボストン美術館

  • 原作は俵屋宗達の「松島図屏風」
  • 両者の違いは波頭・構図(視点)
  • 縦1m50cm、横3m67cmあまり
  • 六曲一双の屏風
  • 琳派琳派とは、桃山時代後期に興り近代まで活躍した同傾向の表現手法を用いる造形芸術上の流派、及び、美術家・工芸家らやその作品を指す名称)
  • 明治政府の欧化政策によって、琳派が衰退。フェノロサ・ビゲローによって買い付けられアメリカ「ボストン美術館」へ
  • 日本三景の松島ではない(荒磯屏風と呼ばれていた)
  • 絵画ではなく、インテリアの一部

放送500回記念アルバム「美の巨人たち」音楽集