20世紀絵画の先駆け / ポール・セザンヌ「サント・ヴィクトワール山」

2012年5月12日 放送

今週の芸術家


・作者 ポール・セザンヌ(1839-1906)
・国籍 フランス
・職種 画家

  • 幼少期、親友のエミール・ゾラ(小説家)と頻繁にサント・ヴィクトワール山に登っていた。
  • 法学部から絵画の道へ、ゾラの誘いで20代でパリへ
  • ドラクロワクールベ・モネの影響を受ける
  • 30代、印象派の画家ピサロと出会い、師と仰ぐ
  • ゾラの小説『制作』、ゾラとの決別
  • 1874年 第一回印象派展に参加(首吊りの家など)
  • 後期印象派の巨匠
  • 銀行家だった父の莫大な遺産を相続する
  • 故郷エクス・アン・プロヴァンスに戻り、絵に没頭する
  • ピカソセザンヌは私のただ一人の先生」
  • 1902年 ゾラの訃報を聞き、号泣した
今週の作品


・作品 サント・ヴィクトワール山
・場所 国立新美術館セザンヌ「パリとプロヴァンス展」)

  • 印象派からの脱却
  • 面での表現、キュビスムの先駆け
  • 写実的でない構図、複数の視点の混合
  • 実際より勾配を付けた地面
  • 抽象画的
  • 生涯で80枚あまりもこの山の作品を遺す
  • 2本の松が描かれているものは少ない
  • 2本の松はセザンヌとゾラの象徴なのかもしれない?

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