ルネサンスの始まり / ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」

2012年4月21日 放送

今週の芸術家


・作者 ボッティチェリ(1445-1510)
・職種 画家

  • 15世紀のフィレンツェで、革なめし職人の家に生まれる。
  • 14歳の頃、画家フィリッポ・リッピの工房に入る
  • 25歳という若さで独立
  • メディチ家という大口のパトロンを得る。
今週の作品


・作品 ヴィーナスの誕生(1484)
・場所 ウフィツィ美術館

  • 縦172cm、横278cmのテンペラ
  • 奇妙に長い首、捻った身体、景色も平面的で陰影もない。
  • モチーフは、ギリシャ神話に登場する神々。
  • 大きな貝殻に乗って現れたのは、透き通るような白い肌をした裸のヴィーナス。
  • 向かって左に描かれているのは、春の訪れを告げる西風の神ゼピュロスとその妻フローラ
  • ゼピュロスが頬を膨らませて風を起こし、ヴィーナスを陸地に届けようとしている
  • 陸地で彼女を待ち受けるのは、時を司る神ホーラ、春の花々をあしらった絹のローブでヴィーナスを暖かく包みこもうとしている。
  • ルネサンス期、ギリシャ神話とキリスト教は互いに補完する関係だと考えられた。
今週のショートストーリー
  • 絵画警察

放送500回記念アルバム「美の巨人たち」音楽集