いつか醍醐の桜を / 奥村土牛「醍醐」

2012年4月14日 放送

今週の芸術家


・作者 奥村土牛(1889-1990)
・職種 画家

  • 東京・京橋で出版社を経営する一家の長男として生まれる。
  • 16歳の時に歴史画家・梶田半古の画塾に入門。
  • 画塾の先輩だった小林古径を生涯の師と仰ぐ。
  • 古径は、独特の柔らかく華麗な線描で「線の画家」と呼ばれた日本画の大家です。
  • 昭和34年。百数十枚にも及ぶスケッチを重ねた作品『鳴門』で、画家の名は70歳にして一躍、不動のものとなる
今週の作品


・作品 醍醐
・場所 山種美術館

  • 豊臣秀吉の醍醐の花見
  • 1972年、土牛が83歳の時に発表
  • 淡く透明な花びら
  • その中心に据えられているのは太い幹
  • 見る人が補完する、画面の外に余白を創る。
今週のショートストーリー
  • 土牛の妻、きみこ夫人の回想。

放送500回記念アルバム「美の巨人たち」音楽集