【美の巨人たち 感想】 牧野邦夫「未完成の塔」
今週の芸術家
・作者 牧野邦夫(1925-1986)
・国籍 日本
・職種 画家
1925 | 東京の渋谷区幡ヶ谷に誕生 |
1943 | 東京美術学校油画科入学 伊原宇三郎、安井曾太郎に師事 |
1945 | 学徒出陣し九州宮崎で終戦。 |
1948 | 東京美術学校油画科を卒業 |
1962 | 安井賞候補新人展に入選。 |
1965 | 再び安井賞候補新人展に入選。 |
1966 | ヨーロッパに渡り、オランダに滞在した。 |
1983 | アトリエを京都に移す |
1985 | アトリエを東京の井の頭に移す |
1986 | 死去 |
今週の作品
・作品 未完成の塔(1975〜)
・場所 練馬区立美術館 特別展 牧野邦夫-写実の精髄-展
・縦横 100cm×80cm
・材質 油絵
塔の一層目は見事な細密描写で描き込まれているのとは対照的に、二層目は薄く下絵のように霞み、さらに上に向かうと霧に包まれたよう。塔の最上部はキャンバスからはみ出してしまっているという、何とも不思議な絵です。