【美の巨人たち 感想】 牧野邦夫「未完成の塔」


2013年4月27日 放送



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今週の芸術家


・作者 牧野邦夫(1925-1986)
・国籍 日本
・職種 画家


1925 東京の渋谷区幡ヶ谷に誕生
1943 東京美術学校油画科入学 伊原宇三郎、安井曾太郎に師事
1945 学徒出陣し九州宮崎で終戦
1948 東京美術学校油画科を卒業
1962 安井賞候補新人展に入選。
1965 再び安井賞候補新人展に入選。
1966 ヨーロッパに渡り、オランダに滞在した。
1983 アトリエを京都に移す
1985 アトリエを東京の井の頭に移す
1986 死去


今週の作品


・作品 未完成の塔(1975〜)
・場所 練馬区立美術館 特別展 牧野邦夫-写実の精髄-展
・縦横 100cm×80cm
・材質 油絵


塔の一層目は見事な細密描写で描き込まれているのとは対照的に、二層目は薄く下絵のように霞み、さらに上に向かうと霧に包まれたよう。塔の最上部はキャンバスからはみ出してしまっているという、何とも不思議な絵です。

雑感